歴史と展望

メタボリック

美容整形技術そのものの歴史は150年程度であり、これはヨーロッパで世界初の近代的な施術が行われたことによります。近代的な美容整形は人種差別によって発展したとされており、現在もなお被差別階級であるユダヤ人の場合当時に至っては民族特有の容姿的な特徴も差別の対象とされておりました。 日本の場合は1972年に国内で初めて美容整形外科を統括する学会が成立しており、これが日本における美容整形の歴史が始まった年であると考えれば日本における美容整形の歴史は30年程度という浅いものであると解釈して問題がありません。それ以前の日本においても美容整形技術というものは存在していたものの極めて拙く、それこそ死亡事故も珍しくはありませんでした。それがこうした学会の誕生によって少なくとも医療ミスが前提視されることはなくなりました。

美容整形業界は患者に夢と希望を与える華やかな側面だけでなく不祥事や悪弊など負の側面も合わせて存在しております。そうした問題を無くすことが業界における急務であるものの、美容整形業界の歴史が浅いことを考えればそうした状況の改善は時間の問題であると言えます。 インターネットサイトやTV番組などを通じて悪評が流れることもまた業界の頭を悩ませるところであります。ところがそれは考え方を変えれば業界における不法行為などの問題を隠蔽することができないという意味として捉えることが可能であり、現況としては丁度業界において「正義は勝つ」という格言が概ね意味を為す形となります。今後さらに情報網が発達するという条件が守られる限りにおいては必然的に報道機関も美容整形という概念そのものに対して厳しさを増長させ、それを気にしないクリニックや医師こそが業界における生き残りを果たす資格を持つと言えます。